24歳を過ぎると『自然な出会い』が激減してしまう理由

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自然な出会いはない

 『自然な出会いで結婚したい!』そう願う女性は少なくありません。
 
 男性でも、婚活でガツガツ結婚相手を求めるよりは、自然な出会いから恋に落ちて、その延長線上で大切な人と結婚したいと思いますし、そちらの方が、なんだか築き上げてきた信頼関係が頑丈になるような気がします。
 
 婚活サイトに登録し、ガツガツ婚活に励むと、条件ばかりになってしまったり焦る気持ちから平穏な日々を過ごせないような気もします。
 
 しかし、男女ともに、一定の年齢を過ぎると、『自然な出会い』が激減するという現象が事実として発生しています。 
 
 その境界線が、24歳という年齢。
 
 では、なぜこの年齢を堺に『事前な出会い』が激減するのでしょうか?
 
 この記事では、様々な調査結果に基づいて、その理由を解き明かしていきたいと思います。

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『本気で婚活すれば結婚ぐらいできるよ』と考える人は多い

婚活についての意識調査

 リクルートブライダル総研が2017年、婚活についての実態調査を実施しました。
 
 調査結果の『婚活実態調査2017』に基づくと、恋愛または結婚意向がある独身者の内、『婚活はまだ早いと思う人の割合』は下記のような結果に。

婚活はまだ早いと思う人の割合

  • 20代 47.2%
  • 30代 15.4%
  • 40代 20.0%

さらに、同調査では、恋愛または結婚意向がある独身者の内、『婚活サービスを利用しなくても結婚できると思う人の割合』は下記のような結果となっています。

婚活サービスを利用しなくても結婚できると思う人の割合

  • 20代 39.3%
  • 30代 23.3%
  • 40代 29.1%

意外と『婚活』を敬遠していると言えなくもない

 上記『婚活実態調査2017年』の調査結果からザックリと見えているのが、『婚活は早い』『婚活しなくても結婚できる』と考える層が一定以上の割合で存在するという事です。
 
 つまり、Not婚活での結婚=自由な出会いでの結婚と置き変えることができますので、多くは内ですが、一定割合の人は、婚活を敬遠し、自由な恋愛の延長線上で結婚を捉えている傾向が見て取れますね。
 
 『自分だけは自由な出会いで結婚できる』と皆さん考えてらっしゃるようです。

婚活に関わるサービス

 『婚活』という言葉は、下記の書籍が始まりだと思います。
 
  
 
 この書籍が発売されて、雑誌やメディアがその言葉に魅了され、また、『結婚できるなんて当たり前』と思っていた層を刺激し、婚活市場なるものがポッと発生しました。
 
 正直懐かしいです。
 
 ニュースでは、自治体が主催する婚活パーティーや、民間企業の主催するお見合いパーティー、対面の『結婚相談所』、さらには、『婚活サイト』なるサービスも登場し、話題になりました。
 
 特に、一昔前は、出会い系サイトと揶揄されていた、婚活サイトなどは、大手が参入することで市民権を得てきたように思います。
 
 今では婚活サイトを、出会い系なんて揶揄する人はいないんじゃないか?ってほど、連日TVCMでも放送されていおり、『時代は変わったな』って常々思います。

結婚相談所の『成婚』とは

結婚相談所では『退会』=『成婚』と考える

 婚活サービスの中でも、最も強力でバップアップの熱いサービスが『結婚相談所』です。
 
 この結婚相談所の『成婚』の定義ってご存知でしょうか?
 
 意外と知られて無いことですが、結婚相談所の『成婚』とは、『退会』した人のことを指します。 
 
 つまり、結婚相談所を介して、入籍していなくても、『退会』すれば、結婚相談所の基準では『成婚』と解釈するケースもあるということです。

 例えば、結婚前提でお付き合いする人ができて婚活の必要性がないという理由で『退会』した人や、『ここでは結婚はムリだ』と思って退会した人、これらの退会も結婚相談所においては『成婚』ととらえます。
 
 もちろん、全ての結婚相談所がそのような基準で解釈しているわけではないでしょうが、成果をどう評価するかは曖昧ですから、婚活市場にはそう言う結婚相談所も存在するという事です。

結婚相談所で『成婚』した人のリアルな数字

 
 『今は結婚していなくても、婚活すれば結婚できるはず!』って楽観的に考えている場合注意が必要かもしれません。

 現実的な数字を示すと、結婚相談所内で出会い、入籍⇒結婚する人は全会員の10%以下という厳しい現実が存在します。

 『婚活すればすぐ結婚できる』と思い込んでいる女性も一定数存在しますが、いざ入会しても上手くいかないという人は多いです。
 
 特に、30代は深刻で、男性の年収と同じように『条件』で弾かれ『男性と面談する』という段階まで行かないケースも少なくありません。

24歳を過ぎると『自然な出会い』が激減してしまう理由

自然な出会いが無くなる境界は『24歳』?

 2016年、内閣府は『企業による結婚支援のあり方を考えるための有識者検討会』を開催しました。

 この会議での報告には、『なぜ独身なのでしょうか?』との質問に対する回答の調査結果が公開されました。

 上記質問に対して、24歳までの独身者は『まだ若すぎるから』と答える人が最も多い層でした。 

 これに対して、25歳~34歳では『相手がいないから』と答える人が最も多い層でした。
  
 上記の報告に基づくと、『24歳』を基準にして、真っ二つに状況が別れている姿が見て取れます。

30代夫婦は、『24歳前後』には既に結婚しているという事実

 
 上記、『企業による結婚支援のあり方を考えるための有識者検討会』の報告を根拠づけ、24歳を境界に自然な出会いがなくなる事実を示す調査結果をご紹介します。

 2015年の国勢調査にて、『平均初婚年齢を調べると夫31.1歳、妻29.4歳』でした。

 平均的な女性は、29歳前後には結婚しています。
 
 では、その女性達は、どれほどの交際期間を経て結婚しているのでしょうか?

 ここで参考になるのが、国立社会保障人口問題研究所の第15回出生動向基本調査です。 
 
 この調査では、『過去5年間に結婚した夫婦の交際期間』についての調査結果が発表されています。
  
 上記調査によると、2015年の『女性平均初婚年齢は29.1歳で、平均交際期間は4.34年』でしたので、国勢調査の初婚年齢とも合致しています。
 
 興味深いのは、平均交際期間4.34年。
  
 つまり上記2つの調査結果を総合すると、平均的な年齢(29歳前後)で結婚している女性は、平均4.34年の交際期間を経て、24歳~25歳の時に付き合い始めた彼氏と結婚しているという推測が成り立ってしまうのです。
 

24歳以降自然な出会いがなくなる理由

 『女性の初婚年齢は29歳前後で、平均交際期間は4.34年』⇒『24歳~25歳の時に付き合った彼氏と結婚している』という事実

 
 結局、24歳前後を基準に、皆結婚相手を見つけているということです。
 
 上記のデータを総合すれば、24歳を超えると『自然な出会いが激減する』という事も真実で、30代になると、周囲は結婚している&皆意中のパートナーがいるということで、自然な出会いがなくなるのは明らかであるということです。
 
 もちろん、国勢調査等の調査データにはばらつきがありますし、その女性自身の魅力によっては平均には収まらないかもしれません。
 
 しかし、平均以上の人といううのはそれほど多くありませんし、相手がいない状況であるならば、データ上はかなり焦る必要があるのも間違いない事実と言えるでしょう。 
 

25歳を超えれば、積極的に出会いを求めるのが吉

 現状、女性は14%が生涯未婚であると言われているそうで、女性10人あたり1.4人ぐらいの割合で結婚していません。

 ここまで見てきたデータに基づけば、25歳から『自然な出会いで結婚したい』と受け身で待っていると一生独身の可能性が高くなると言えちゃいます。
 

婚活サービスは『条件』が全て

 
 婚活サービスは盛んに利用されていますが、婚活サービスの過酷な点は、やはり『条件が全て』である点であると言えます。
 
 女性は若さと美貌。
 
 男性は、年収と性格。
 
 これらの条件で一定レベルを超える人物には申し込みが殺到する反面、条件にかからない人物に対しては、閑古鳥が鳴きます。
 
 自然な出会いだとそう言う厳しい競争にさらされる、自分の市場価値を思い知らっされるという現実を突きつけられる心配もなく自然体で望めますので心穏やかに過ごせると思いますから楽ではなります。
 
 結局、自分は本当に結婚したいのかどうか?って部分の意識でその行動は替てくるのでしょうが、もし、『絶対に結婚したい!』というのであればなりふり構わず競争に望まなければならないと思います。
 
 特に女性は、男性と比較して『若さ』が条件の大部分を担うため、『20代前半=男性の年収1000万』と考えてもいいほどだと思います。
 
 婚活市場では、残念ながらそう捉えられてしまう人間の欲望丸出しな部分があります。
 
 なかなか残酷です。

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